嫉妬
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嫉妬
嫉妬という感情を抱いたことがない人はほとんどいないでしょう。
異性に限らず、同性にも抱きがちなこのネガティブな感情は、あなたの捉え方次第では魂の成長にとって、大変有効な材料となります。
好きな人と無事に付き合えたら次は、自分は本当に愛されているのか自信がもてなかったり、他の異性としゃべったり連絡を取ったりするのを嫉妬したり、同僚と飲みに行くってホントかな?とメールやLINEを頻繁に入れたり、なんで電話に出ないの?と不安になったり。
結婚まではこぎつけたけど、そのあとも嫉妬や独占欲でがんじがらめになったり、逆に感情に蓋をしてお互い干渉せず、都合のいい状態を保つ仮面夫婦を演じ、表面的にはうまくいっているように見えても苦しい、辛い、寂しい、不安という感情が心の中の多くを占めている夫婦は少なくありません。
自己肯定感がこれまでの魂の経験で作られていれば、激しい嫉妬心が生まれることはないはずです。
なぜなら、自分の何かが足りなくてパートナーを失うかもしれないという不安が、無意識のなかにも無いからです。
本来子供時代は、喜怒哀楽の感情を思いのままに表現できる貴重な時間でもあります。
持って生まれた魂の気質をまるごと受け止めてもらうことにより、自己肯定感が育っていきます。
しかし、その時期に、兄弟姉妹や近所の子供などと比較されながら育てられるケースもあります。
すると大人になってからも、人と比較する思考が習慣となり、人によっては自尊心の低下に繋がりかねません。
激しい嫉妬心は、比較の思考から生まれてくる場合もあるのです。
自分自身で気になっているところや、自分が足りないと思っている部分を持っている人を見ると、自分は劣っていると思ってしまいます。
常に他人と比較し、優劣が気になります。
そしてパートナーが自分より優れた人に心移りをしてしまうのではないかという不安が、激しい嫉妬心を生むのです。
愛情不足は、子供時代など過去の出来事であっても、現在に影響を及ぼします。
例えば、子供時代、十分に親からの愛情を受けることができなかった経験があったとします。すると、大人になってからもその時代の愛情不足の感覚が潜在意識の中に残っています。パートナーが少しでも素っ気ない態度をとっただけで、このまま見捨てられてしまうのではないかという不安が生まれる可能性は大きくなります。
またパートナーのことを自分の所有物のように思ってしまうケースもあります。
スピリチュアル的にパートナーとの関係で大切なことは、自立した個人として互いに認め合うことですが、所有物化しているパートナーの気持ちが少しでも外に向かうと、まるで自分のからだの一部がもぎ取られてしまうような感覚になります。
パートナーに対して愛情を持つことは大切ですが、個と個の関係を保つことができているか、時に意識してみると良いでしょう。
また、今世で思い当たることが何もないにもかかわらず、激しい嫉妬心が生まれてしまうのには、前世で解消できていない問題の影響も考えられます。
同じハプニングでも、個々によって受け取り方が異なりますよね。
深刻になる人とリラックスして事実だけを受け止める人、不安を募らせる人と気楽に考える人。
ネガティブ思考が身についてしまっていると、些細なパートナーの変化にも、不安から激しい嫉妬心が生まれやすくなります。
物事をネガティブなフィルター越しに見るのではなく、事実だけを確認するようにしてみましょう。
実際10の出来事のうち、ネガティブなものは2しか起きていないかもしれません。
しかしネガティブなものだけを選んでしまうため、不安しか生まれてこないのです。
8のポジティブな出来事を意識してみましょう。
あるいは前世からプライドが高い気質を引き継いだ場合は、大好きなパートナーが他の誰かに奪われてしまう不安から、嫉妬心が生まれるわけではなく、自分という者がいるにもかかわらず、他に気持ちが移ってしまうことが許せない感情から、激しい嫉妬心が生まれるということもあります。
また嫉妬心は、強い執着心からも生まれてきます。
前世でも執着心が原因で人間関係がうまくいかなかった可能性があります。
普段からパートナーに依存する傾向にあると、執着心が強くなります。
愛情からではなく、ひとりでは生きていけないと感じる依存心が、激しい嫉妬心を生んでいる場合もあるのです。
その際今世では、愛を学ぶだけでなく、自立が課題であったりします。
今の幸せを手放したくないという思いからの激しい嫉妬心は、自立するのが怖いという潜在意識が隠れていたりもするのです。
時にはパートナーにもたれかかることもあっても良いかもしれませんが、基本は個々が自立した状態でなければ、その関係を永続きさせることはできません。
パートナーに執着しなくても、パートナーから自然に愛情をもらえるような魅力的な自分になることが大切です。
激しい嫉妬心が生まれたなら、自分自身を見つめるチャンスです。
自分の魂のこだわりはどこにあるのか、静かに内観してみましょう。
他人と比較するのではなく、過去の自分と比較することで、健全な心で成長していくことができるでしょう。
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